装飾品が施されたインポートのニットです。
普通にドライクリーニングしてしまうと、装飾品の破損というよりも生地自体に影響が出るかもしれません。
すごく薄くて編み目の緩やかなデリケートな生地です。
お手入れに際して、取り扱い絵表示(ケアラベル)を確認します。
インポートアイテムですので、海外メーカーと輸入代理店の2つの取り扱い絵表示(ケアラベル)が取り付けられています。
まずはメーカーの取り扱い絵表示(ケアラベル)。
やっぱり「ドライクリーニング ×」で「水洗い(手洗い) ○」となっています。
ドライクリーニングはドラム(洗濯漕)が回転しますので、どうしてもタタキ力や揉み作用が加わってしまいます。
動かさずに洗う方法もありますけど、脱液(脱水)の際にはドラム(洗濯漕)が回転しますので負荷が掛かります。
今回のケースであれば、ドライクリーニングでは負荷が掛かり生地や装飾品に影響が出る為 「 不可 」 と指定されたのだと思います。
実際、デリケートな生地ですのでドライクリーニングは無理かと判断してしまいます。
一方、輸入代理店が取り付けた取り扱い絵表示(ケアラベル)
「なんだかデリケートっぽいので、とりあえず付けときました」って感じがします。
このようなケースは結構あるんです。
どんなにデリケートで取り扱い難い衣類でも、正確な情報を伝えて頂ければ安全にお手入れする事が出来ます。
取り扱いやすい衣類が良い品質だと言われる昨今。
デザイン性や風合い・染色などの個性をアピールするのであれば、正確な情報の発信は必要ではないでしょうか。
作り手側の意図を把握する事も。